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嵯峨

執筆者の写真: 嵯峨守人嵯峨守人

『嵯峨』という名字は、名字由来ネット https://myoji-yurai.net/ によりますと全国におよそ7400人いらっしゃるそうです。「珍しい名字ですね」と言われることもありますが、意外と多く、愛知さん860人、名古屋さん4300人よりかなり多いです。豊田さん90100人よりは少ないです。

幼いころから身近な『嵯峨さん』は家族か親戚だけで、40歳台になって初めて縁もゆかりもない『嵯峨さん』に職場でお会いしました。その時、自分のアイデンティティがぐらぐらと揺さぶられる感覚があり、名字が自分の人格の形成に大きく影響しているんだなと自覚できた出来事でした。名字が変わるって一大事ですね。国連からの勧告もあり、選択的夫婦別姓も間もなく可能になりそうですね。

『嵯峨』は『嵯峨たる山々』と形容動詞で使われ、『高く険しいさま、高低があり不揃いなさま』を表すそうです。(デジタル大辞泉,小学館 他)

芥川龍之介の「或日の大石内蔵助」という作品で、『立てきった障子にはうららかな日の光がさして、嵯峨たる老木の梅の影が、何間かの明みを、右の端から左の端まで画の如く鮮に領している。』と表現されています。枝がトゲトゲとしている様子を表しているのでしょうか。

性格はトゲトゲしたくないですね。

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