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脳梗塞

執筆者の写真: 嵯峨守人嵯峨守人

脳梗塞は脳血管障害の一つで、脳の血管が詰まって生じます。脳血管障害には他に脳出血・クモ膜下出血・モヤモヤ病などがありますが、どれも脳細胞がダメージを受けて機能しなくなる・機能しにくくなります。脳卒中は、”卒”:”急に”、”中”:”あたる”で、脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血をまとめて脳卒中と呼んでいます。

厚生労働省の e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/ によると、近年、脳卒中のうち脳梗塞は75%を占めているそうです。


脳細胞が機能しにくくなると、その脳細胞が担っていた機能に応じて ”呂律が回らなくなる” ”体が動かせない” ”しびれ” ”感覚がなくなる” ”ボーっとする、意識がなくなる”

などといった色々な症状が、単独だったり、組み合わさったりして出現します。

完全に死んでしまった脳細胞は元に戻りませんので後遺症が生じます。完全に死んでしまった脳細胞の周囲には、死にかけている脳細胞(ペナンブラ)がいて、これらは早期の治療によって生き返る場合もあり、何らかの症状が出現した場合はすぐに119番に連絡をして救急要請、早期の治療が必要です。


前から見た左の脳


私の父も平成21年の年末、ふらつくなどの症状があったのですが、祝日前だったので受診を先延ばししたら症状が悪化して、受診後に大きな病院に転送されました。小脳梗塞だったのですが、幸いなことにほとんど後遺症もなく自宅退院できました。初めに受診した病院、受け入れていただいた病院、それぞれで最適な治療をしていただいたのだと思います。いまさらながらありがとうございました。

今日の新聞にもヒートショックの記事が載っていました。急に寒くなってきましたので、お風呂上りや、夜間のトイレなど、血管がキュッと締め付けられる時は脳梗塞のリスクも高まりますので、私自身も含めて気を付けましょうね。


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